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クーピーで黄土色の作り方解説!初心者でもできる混色レシピとコツ

絵を描いていると「黄土色(おうどいろ)」が欲しい場面ってよくありますよね。

木の幹や砂の色、人物の肌など、自然で温かみのある表現に欠かせない色です。

でも、12色や24色のクーピーセットには黄土色が含まれていないことが多く、どうやって作ればいいのか迷う方も少なくありません。

実は、手持ちの基本色を組み合わせるだけで、初心者でも簡単に黄土色を再現することができます。

この記事では、「黄色+茶色」「黄色+赤+黒」「黄色+紫」など、すぐに試せる混色レシピをわかりやすく解説。

さらに、きれいに仕上げるための塗り方のコツや、失敗したときのリカバリー方法も紹介します。

読み終えるころには、あなたも自信をもって黄土色を作れるようになりますよ。

クーピーで黄土色を作る基本の考え方

まずは「黄土色とはどんな色なのか」を理解することから始めましょう。

黄土色は、黄色と茶色の中間のような落ち着いた色合いで、土や木の質感を表現するのにぴったりです。

クーピーの12色セットや24色セットには含まれていないことが多いため、自分で作る必要があります。

黄土色はどんな色?特徴と使いどころ

黄土色は、絵に温かみや自然さを与える万能な色です。

木の幹、砂や土、秋の葉っぱなどを描くときに欠かせません。

特に自然物を表現するときに黄土色を使うと、絵全体のリアリティがぐんと増します。

使う場面 効果
木や土 自然で温かい雰囲気になる
人物の肌 柔らかく健康的に見える
風景画全般 全体を落ち着いたトーンにできる

なぜ12色クーピーには黄土色がないのか

市販の12色や24色のクーピーは、基本色をそろえたシンプルな構成になっています。

黄土色のように「中間色」と呼ばれる色は、省略されてしまうことが多いんです。

そのため、黄土色を使いたいときは、自分で混色する必要があります。

クーピーセット 入っている色 入っていない色
12色 赤・青・黄などの基本色 黄土色・灰色など
24色 中間色が一部追加 黄土色・特殊色

クーピーでできる黄土色の作り方レシピ

ここからは、実際に黄土色を作るための混色レシピを紹介します。

どの方法もクーピーで簡単にできるので、自分の持っている色を組み合わせて試してみてください。

黄色+茶色で作る定番の黄土色

最もシンプルでわかりやすいのが「黄色+茶色」の組み合わせです。

黄色をベースにして、その上に茶色を軽く重ねるだけで自然な黄土色が完成します。

初心者はまずこの方法から挑戦するのがおすすめです。

手順 ポイント
1. 黄色を下地に塗る 明るさを保つ
2. 茶色を軽く重ねる 暗くしすぎないよう注意

黄色+赤+黒で作る深みのある黄土色

茶色が手元にないときは「黄色+赤+黒」を使う方法があります。

黄色に赤を重ねるとオレンジ寄りの色になり、そこに黒をほんの少し足すと落ち着いた黄土色に近づきます。

黒を入れすぎると一気に暗くなるので、ほんのひと塗りに留めるのがコツです。

組み合わせ 出来上がる色合い
黄+赤 オレンジ寄りの色
+黒少量 深みのある黄土色

黄色+紫で彩度を落とす黄土色

「黄色だけだと明るすぎる」と感じるときは、補色の紫を少し加えてみましょう。

紫を混ぜることで黄色の彩度が下がり、落ち着いたトーンの黄土色になります。

ニュアンスを大切にしたいときに使える便利な方法です。

組み合わせ 特徴
黄+紫(少量) やわらかくくすんだ黄土色
紫が多すぎる 暗く濁った色になる

きれいに仕上げるための塗り方のコツ

黄土色を作れたとしても、塗り方次第で仕上がりが大きく変わります。

ここでは、初心者でもすぐに取り入れられるきれいに見せるコツを紹介します。

重ね塗りの順番とバランスの取り方

基本は「明るい色から暗い色へ」です。

最初に黄色を塗り、その上に茶色や赤・黒を少しずつ重ねると自然な仕上がりになります。

一気に濃い色を塗らないことが、きれいに仕上げる一番のポイントです。

順番 仕上がりの特徴
黄色 → 茶色 明るさを保ちながら深みが出る
黄色 → 赤 → 黒 オレンジ系から落ち着いた色合いに変化

明度や彩度を調整する白・黒の使い方

作った黄土色が明るすぎるときは、黒をほんの少し重ねて落ち着かせましょう。

逆に暗くなりすぎたときは、白を重ねるとやわらかい色に戻せます。

白と黒は「調整役」として最後に軽く使うのがコツです。

効果
黒(少量) 落ち着いたトーンに調整
明るさと柔らかさを加える

ティッシュや指でなじませる仕上げ方法

最後の仕上げに、ティッシュや指で軽くなぞるとムラが減ってなめらかになります。

クーピー特有の重なり感も自然に整うので、初心者でも美しく仕上げやすいです。

「塗る」だけでなく「なじませる」ひと手間で完成度がぐっと上がります。

仕上げ方法 効果
ティッシュで軽くこする ムラが減り、やわらかい質感に
指でなじませる 温かみのある表現になる

12色クーピーで代用できる黄土色の組み合わせ

手元のクーピーに黄土色がなくても大丈夫です。

12色セットでも、工夫すれば十分に黄土色を作ることができます。

手持ちの色で作れる実用的な組み合わせ例

以下のような組み合わせを試せば、12色でも黄土色が表現できます。

どれも実際に簡単にできる方法なので安心です。

組み合わせ 仕上がり
黄色+茶色 定番で使いやすい黄土色
黄色+赤+黒 少し濃いめの黄土色
黄色+紫 くすみのあるやわらかい黄土色

失敗しやすいパターンと修正方法

赤や黒を入れすぎると暗くなりすぎることがあります。

その場合は黄色をもう一度重ねると明るさを取り戻せます。

「失敗しても黄色で修正できる」と覚えておくと安心です。

失敗例 リカバリー方法
黒を塗りすぎて真っ暗に 黄色を重ねて明るさを戻す
赤を入れすぎて赤茶色に 黄色を重ねて黄みを強める

色の原理から理解する黄土色の作り方

ただ混ぜるだけでなく、色の仕組みを理解しておくと失敗しにくくなります。

ここでは、黄土色を作るときに役立つ色の理論をわかりやすく解説します。

補色を使って彩度をコントロールする方法

黄色の補色(反対の色)は紫です。

黄色に紫を少し混ぜると、鮮やかさが抑えられて落ち着いた黄土色になります。

「鮮やかすぎる黄色を落ち着かせたい」ときに補色を使うと便利です。

組み合わせ 効果
黄+紫(少量) 彩度が下がり落ち着いた色になる
黄+紫(多め) 濁って暗い色になる

三原色と茶色を利用した混色の仕組み

赤・青・黄の三原色を組み合わせると茶色が作れます。

その茶色を黄色に混ぜることで、自分だけの黄土色を作ることが可能です。

最初から茶色がない場合でも、三原色さえあれば黄土色を作れるのがポイントです。

工程 結果
赤+青+黄 茶色ができる
茶色+黄 オリジナルの黄土色になる

クーピー以外で黄土色を表現する方法

クーピー以外でも黄土色を作ることができます。

絵の具や色鉛筆でも同じような考え方で応用できるので、試してみましょう。

絵の具を使った黄土色の混色レシピ

絵の具の場合は「黄色+赤+青」で茶色を作り、それに黄色を加えて調整します。

水の量を変えると濃淡もコントロールできるので、風景画や人物画でも使いやすいです。

絵の具なら透明感を活かした黄土色が表現できます。

手順 ポイント
1. 黄+赤+青で茶色を作る 混ぜすぎずバランスを取る
2. 茶色に黄を足す 明るい黄土色に調整

色鉛筆で黄土色を作る塗り方の工夫

色鉛筆は「黄色を下地に → 茶色を重ねる」という流れが基本です。

芯が硬めの色鉛筆は軽い力で塗るとムラが出にくく、クーピーよりも繊細な黄土色を作れます。

力を入れすぎないことがきれいに仕上げるコツです。

組み合わせ 仕上がり
黄+茶色 ベーシックな黄土色
黄+赤+黒 深みのある黄土色

まとめ:初心者でも簡単にできる黄土色の作り方

ここまで、クーピーで黄土色を作るさまざまな方法を紹介してきました。

最後に、初心者でも迷わず取り組めるポイントを整理しておきましょう。

まずは「黄色+茶色」から試してみよう

もっともシンプルで失敗の少ない方法が「黄色+茶色」です。

黄色をベースに茶色を軽く重ねるだけで、自然で温かみのある黄土色が完成します。

迷ったらまずこの組み合わせを選べば間違いありません。

方法 特徴
黄+茶 一番手軽で自然な黄土色
黄+赤+黒 深みのある濃い黄土色
黄+紫 くすみ感のある柔らかい黄土色

少しずつ調整して自分らしい黄土色を作る

色を混ぜるときは、一気に濃く塗らずに「少しずつ」重ねることが大切です。

暗くなりすぎたら黄色を重ねて戻せるので、失敗しても安心です。

「やり直しがきく」と知っているだけで、気軽に挑戦できます。

自分の好みに合わせて調整しながら、オリジナルの黄土色を楽しんでください。

失敗例 修正の仕方
暗くなりすぎた 黄色を重ねて明るさを戻す
赤が強すぎる 黄色を重ねて黄みを取り戻す